産業医科大学法医学教室
1992 年 14 巻 4 号 p. 289-296
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
高速液体クロマトグラフィー(HPLC)によるエステラーゼD(ESD)型判定の可能性を検討した. ESD型(ESD1, ESD2およびESD2-1型)既知の溶血液のヘモグロビンを陽イオン交換樹脂で吸着・除去し, 陰イオン交換カラムで分離後, ESDの酵素反応により生じる蛍光を記録した. その結果, ESDそれぞれの型に特異的なクロマトグラムが得られた. 電気泳動法により, クロマトグラムのピークに相当する溶出分画液からESDが確認された. 以上, HPLCでのESDの型判定の可能性が示唆された.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら