Journal of UOEH
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肝線維化過程における動物性コラゲナーゼ
岡崎 勲丸山 勝也
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1980 年 2 巻 3 号 p. 401-424

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抄録
実験的肝線維症においては, それを惹起させる原因が取り除かれた時, 一旦形成された膠原線維も崩壊消失することが知られている. 著者らは慢性四塩化炭素投与によりラットに実験的肝線維症ないし肝硬変を作製した後, 四塩化炭素投与を中止し放置したところ, 僅か数日間で著るしい膠原線維の消失を観察した. この機序に動物性コラゲナーゼが関与することを世界で初めて証明した. 肝ホモジネートで本酵素活性を測定する方法を開発し, 慢性エタノール投与ラット肝で本酵素活性の上昇を測定し得た. 肝線維化過程における本酵素活性上昇の意義を検討し, 線維吸収過程においてライソゾ-ム, 酵素が本酵素の活性化の面で重要な役割を果すことを述べた.
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© 1980 産業医科大学
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