Journal of UOEH
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sn-グリセロール-1-リン酸の酵素的定量法
西原 正照古賀 洋介
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2000 年 22 巻 1 号 p. 13-18

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抄録
Methanobacterium thermoautotrophicumのG-1-Pデヒドロゲナーゼまたはその遺伝子をEscherichia coliで発現させて得た酵素とNADおよびNAD再生系を用いたsn-グリセロール-1-リン酸(G-1-P)の新しい酵素的定量法を記載した. G-1-Pは古細菌のエーテル型脂質の骨格をなす物質であるだけでなく, グラム陰性細菌のリポテイコ酸, Escherichia coliのmembrane-derived oligosaccharide, 真正細菌やミトコンドリアのホスファチジルグリセロールの非アシル化グリセロール残基, ある種の乳酸菌のリン糖脂質の構成成分として自然界に広く存在しているので, これらの物質の構造決定や代謝研究に, この測定法は有用であると考えられる.
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© 2000 産業医科大学
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