Journal of UOEH
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間質性肺疾患に対する胸腔鏡下肺生検の意義
浦本 秀隆大崎 敏弘能勢 直弘市来 嘉伸井本 秀幸吉松 隆小山 倫浩安元 公正
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2001 年 23 巻 1 号 p. 45-50

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抄録
1996年7月より1999年9月までに当科で切除した間質性肺疾患に対する胸腔鏡下肺生検の7例についてその有用性と安全性を検討した. 全症例において合併症を呈することなく安全に経過し, 病理組織学的診断が可能であった. NSIP (nonspecific interstitial pneumonia) と診断された3症例は術後ステロイド治療にて病態の改善をみた. 間質性肺疾患に対する胸腔鏡下肺生検は患者への侵襲も少なく, 病理組織学的診断, および治療法の選択に有用である.
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© 2001 産業医科大学
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