Journal of UOEH
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日本企業84社におけるVDT作業者の健康管理に関する調査
堀江 正知伊東 一郎荒木 葉子大神 あゆみ畑中 純子藤田 雄三椎野 恭司菊池 誠作
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2001 年 23 巻 4 号 p. 345-362

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抄録
昭和60年の「VDT作業のための労働衛生上の指針」に基づくVDT作業の健康管理の実態について日本企業84社の調査を実施した. 過半数の企業では労働者の80%以上がVDT作業者であった. VDT健診の実施対象者選別基準は, 1日4時間以上のVDT作業者としている企業が最も多かった. 54.8%の企業ではVDT作業者に健康診断で何らかの特別な項目を測定していた. 最も多く実施されていたのは近方視力であった. 事後措置を実施する事例は, 眼症状によるものが筋骨格症状より多かった.現在, 改正作業中の指針に8項目を提言した. 1)液晶画面やノート型パソコンへの推奨事項の提示, 2)一般労働者へのVDT健康教育, 3)VDT作業者のカテゴリーの明確化および簡略化, 4)VDT作業休止時間確保のための具体策の提示, 5)自覚症状によるハイリスク群の判別,6)測定項目の最新科学情報の供給, 7)最新の管理手法の定期的改正, 8)指針の目的の明確化.
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© 2001 産業医科大学
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