抄録
皮質性ミオクローヌス患者12例を対象とし, C反射発生後の運動野興奮性変化を電気生理学的に検討した. 随意収縮時にC反射を記録するとそのパターンから以下の3群に分けられる。Type Ⅰ:C反射が同じ間隔で2回繰り返し生じるもの, Type Ⅱ:C反射に後期成分を伴うもの, Type Ⅲ:C反射が発生した後に強い抑制を伴うもの. Jerk-locked MEPで検討するとType ⅠとType Ⅱでは発生機序が異なることが示唆された. 皮質内伝導時間や末梢神経刺激によるMEPに対する促進効果からみるとC反射発生後の変化は運動野の興奮性変化を反映していると考えられた.