フラーレン(C60)の吸入および注入による肺への生体影響

大神 明; 森本 泰夫; 明星 敏彦; 大藪 貴子

doi:10.7888/juoeh.34.65

フラーレン(C₆₀)の吸入および注入による肺への生体影響

大神明, 森本泰夫, 明星敏彦, 大藪貴子

著者情報

キーワード: フラーレン, C₆₀, ナノ粒子, 吸入曝露試験, 気管内注入試験

ジャーナルフリー

2012 年 34 巻 1 号 p. 65-75

DOI https://doi.org/10.7888/juoeh.34.65

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抄録

フラーレン（C₆₀）は炭素60個からなる新素材ナノ粒子であり, 今後の通信系・エネルギー系工業素材として期待されている. ナノ粒子の生体影響については, 現在評価が動物実験などで進んでいるところである. 本稿ではフラーレンの経気道影響について, 文献的な動物実験による知見と, 当教室で吸入試験と気管内注入試験とを2年間行った結果得られた知見を交えて解説する.

責任著者(Corresponding author)

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