Stress Fracture of the Navicular Bone in a Patient with Cerebral Palsy: A Case Report

Mari YOSHIKAWA; Yoshitaka NAKANISHI; Yoshika KAWAMURA; Keisuke MATSUO; Mitsuru SAEKI; Futoshi WADA

doi:10.7888/juoeh.37.11

［症例報告］

足部舟状骨疲労骨折を認めた脳性麻痺の1例

吉川真理, 中西芳応, 河村好香, 松尾圭介, 佐伯満, 和田太

著者情報

キーワード: 疲労骨折, 舟状骨, 尖足, 脳性麻痺

ジャーナルフリー

2015 年 37 巻 1 号 p. 11-15

DOI https://doi.org/10.7888/juoeh.37.11

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抄録

脳性麻痺（痙性両麻痺）の14歳女性が右足部痛を主訴に受診し，舟状骨中央3分の1の疲労骨折と診断した．尖足歩行により舟状骨へ繰り返しもたらされる負荷が原因と考え，骨接合術に加えてアキレス腱延長術を行い，尖足を矯正した．脳性麻痺で舟状骨疲労骨折を受傷した症例は我々が文献を調べたかぎりでは報告されていない．麻痺性尖足の脳性麻痺患者が足部痛を訴えた際には舟状骨疲労骨折の可能性も考慮するべきである．

責任著者(Corresponding author)

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