Journal of UOEH
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日本における看護教育の変遷
松田 明子大津 ミキ
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1982 年 4 巻 4 号 p. 519-525

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抄録

社会の様々な時勢の中で, 看護婦の役割は少しずつ変化して来た. その役割を充分把握し, それに対応出来るための看護教育プログラムが必要である. 我国の看護教育は米国と約10年遅れてスタートしたにも係わらず, 教育制度等色々な面で著しい差がでている. その理由としては米国では早くから大学教育制度が整えられ看護の質的向上を計っていた. しかし, 我国においては看護教育制度は法的制約の中で大巾に遅れている. 今後更に望ましい看護カリキュラムの構築が必要である. そこで我国における女子教育制度の変遷と看護の歩みを回顧し今後のカリキュラムの方向性を探究し, 将来に向けてのかけ橋にしたい.

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© 1982 産業医科大学
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