Journal of UOEH
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臨床分離Staphlococcusの薬剤感受性
茅原 四郎染谷 孝田辺 忠夫
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1985 年 7 巻 4 号 p. 373-379

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抄録

産業医科大学病院中央臨床検査部で1982年6月から8月までの間に臨床検体(膿, 創傷浸出液, 他)から分離されたStaphylococcus 88株について, 菌種同定ならびに薬剤感受性試験を行った. 分離された菌種は, S. aureus 76株, S. epidermidis 6株と, この他にS. haemolyticus, S. capitis各2株, S. simulansと未同定の菌各1株であった. 抗生物質17種に対する感受性試験の結果では, S. aureus 76株のうち71株(93%)が耐性菌で, このうち54株(71%)は多剤耐性菌であった. β-ラクタム抗生物質9剤のうち, PCG耐性S. aureus 38株のすべてが, DMPPC, MCIPC, MDIPCおよびCMZに対して感受性であった. アミノグリコシド抗生物質5剤のうちKM, GM, TOBおよびSGM耐性菌はS. aureusのそれぞれ50%以上であったが, AMK耐性菌は5%であった. KM・GM・TOB・SGMの4剤耐性菌の検出率は43%で, S. epidermidis 6株のうち3株もこの型の耐性菌であった.

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© 1985 産業医科大学
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