Journal of UOEH
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多子素数についての一考察
松浦 孝行
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1986 年 8 巻 1 号 p. 47-50

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抄録
素数の双子, 三子, 四子などについてはすでによく知られているが, ここではさらに一般化した多子素数なるものを考えてみたい. これは, (11, 13, 17, 19, 23, ・・・)とつづく素数の列に対応する形の(k, k+2, k+6, k+8, k+12, ・・・)という素数の組であり, 欧文では仮にmultipletsと名づけておく. ある種のkの値に対してこの多子素数が存在しうることは容易に示すことができ, また実際に十子までの多子素数の存在も確認されている. ここではそれらについて簡単にまとめるとともに, 参考資料として2000億までの多子素数の分布などの表を付す.
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© 1986 産業医科大学
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