住総研研究論文集
Online ISSN : 2423-9895
Print ISSN : 2187-8188
ISSN-L : 2187-8188
駐日大使館建築の基礎的・実証的研究
建築史料,外交文書ならびに旧華族への聞き取り調査に基づく検討
奈良岡 聰智小川原 正道川田 敬一土田 宏成梶原 克彦水野 京子
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2013 年 39 巻 p. 189-200

詳細
抄録

本研究は,各国の駐日大使館の立地,建築様式,およびその機能について解明することを目的としたものである,駐日大使館については研究の蓄積が浅いため,まずは建築史料,外交文書など,一次的史料やデータを収集することを通して,今後の大使館研究の基盤を構築することを目指した。また,それらの史料情報を得るにあたって,旧華族への聞き取り調査を行った。特に研究対象としたのは,重要な外交上のパートナーであったアメリカ,フランス,およびベルギーの3国である。本研究を通じて,大使館が両国の外交関係を「象徴」する存在として,重要な機能と特徴的な建築を有していたことが確認された。

著者関連情報
© 2013 一般財団法人 住総研
前の記事 次の記事
feedback
Top