日本獣医師会雑誌
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馬の肉芽腫性腸炎 (Equine Granulomatous Enteritis) の2例
白川 正下村 圭市松井 高峯谷山 弘行沖田 正憲安味 宣光納 敏白幡 敏一大石 秀夫一条 茂小野 威
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1988 年 41 巻 4 号 p. 259-262

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抄録

臨床的に著しい削痩と低タンパク血症を示した3才と12才の馬2例を肉眼的, 組織学的ならびに細菌学的に検索した.
両例ともに肉眼的に小腸壁の著しい肥厚が認められた. また, 組織学的に小腸粘膜固有層を中心とした好酸性の豊富な細胞質を有するマクロファージの著しい浸潤・増殖と, それに伴う絨毛の短縮・扁平化が認められた. しかし, 細菌学的検索において特定の病原体を明らかにするにはいたらなかった.
以上の肉眼的・組織学的所見により, 本例は諸外国で報告されているEquine Granulomatous Enteritisと同一疾患と思われた.

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