日本獣医師会雑誌
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犬におけるEisenmenger症候群の1例
西田 耕一郎若尾 義人渡辺 俊文武藤 眞南 毅生石川 義広鈴木 立雄高橋 貢川畑 充
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1988 年 41 巻 4 号 p. 263-266

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抄録

強度のチアノーゼ, 食欲不振および呼吸困難を主徴とした2才の柴犬を受診した. 初診時の一般臨床検査, 心電図検査および単純胸部X線検査では, ファロー四徴症および両大血管右室起始症が疑われた. 続いて確定診断を目的として超音波検査, 心血管造影および心臓カテーテル法を実施した結果, 著明な右室肥大, 心房中隔欠損および大動脈の騎乗をともなった高位心室中隔欠損が確認され, 肺動脈狭窄は否定された. さらに, 多量の右-左短絡および重度の肺高血症 (約120mmHg) が証明されたことから, 本症例をEisenmenger syndromeと診断した.

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