日本獣医師会雑誌
Online ISSN : 2186-0211
Print ISSN : 0446-6454
ISSN-L : 0446-6454
牛の歯原性腫瘍2例の病理学的所見
塙 登志子沖田 紀行
著者情報
ジャーナル フリー

1989 年 42 巻 8 号 p. 565-567

詳細
抄録
昭和57年4月から昭和63年3月までに大阪市食肉処理場に搬入, 検査された牛321, 237頭のうち, 81例に腫瘍がみいだされている. そのうち2例は家畜に比較的まれな歯原性腫瘍であった. 第1例は上顎左臼歯域に発生した長径約17cm, 短径約7cmの腫瘤, 第2例は下顎右切歯域に発生した直径約5cmの腫瘤で, 病理組織学的に前者はameloblastic odontoma, 後者はadamantinomaと診断された.
著者関連情報
© 社団法人 日本獣医師会
前の記事 次の記事
feedback
Top