日本獣医師会雑誌
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豚の好酸球性骨髄性白血病1例の病理学的所見
広島 由佳子島崎 秀雄宮尾 陽子本田 三緒子向島 雄吉田 義夫MUTALE M. MUSONDA宇根 ユミ野村 靖夫
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1991 年 44 巻 4 号 p. 384-386

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抄録

繁殖用雑種雌豚にみられた好酸球性骨髄性白血病について病理学的検索を行った. 肉眼的には, 全身のリンパ節の腫大は軽度であったが高度の脾腫, 肝臓の脆弱化がみられ, 骨髄には骨融解性病巣が散見された. 腫瘍増殖部は緑色~黄緑白色調を呈していたが外気に暴露した後, 2時間以内で槌色した. と体残血塗抹, 腫瘍病巣押捺標本ではペルオキシターゼ陽性の好酸性顆粒を有する好酸球性前骨髄球および骨髄球が腫瘍化したとみられる分化型の腫瘍性細胞が多数観察された.
組織的には, 肉眼的に緑色~黄緑白色調を呈した部分は大小様々の腫瘍細胞に置換されていた.

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