日本獣医師会雑誌
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子牛のCandida tropicalis感染の1例
鉢須 桂一渡辺 喜正鴻巣 泰御村 宗人関根 貴司戸村 英則平田 文吾山品 恒朗落合 晋北野 俊明桜井 健一
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キーワード: 子牛, 全身感染
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1995 年 48 巻 12 号 p. 937-940

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抄録

受精卵移植ホルスタイン母牛から生まれた黒毛和種4日齢子牛1頭が下痢や感冒様症状を呈し, 7日後に死亡した. 剖検で肺に暗赤色斑が散在, 小腸粘膜に限局性暗赤色斑密発, 一部腸間膜リンパ節の腫大がみられ, 胸腺はほとんど消失していた. 組織学的には胸腺ハッサール小体は認められず, 肝臓に小壊死巣, カタール性気管支肺炎, 小腸と大腸粘膜固有層に著明な壊死が観察された. これらの病変部と食道粘膜に短かい仮性菌糸および酵母様菌が認められ, 抗カンジダ血清による免疫染色は陽性であった. 肝臓・肺・腸間膜リンパ節からCandida tropicalisが純培養で分離された

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