日本獣医師会雑誌
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持続性心房停止をともなった特発性右房拡張症の犬の1例
古澤 賢彦金本 勇若尾 義人高橋 貢宇根 有美野村 靖夫
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キーワード: 心房停止, , 右房拡張
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1995 年 48 巻 7 号 p. 501-504

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抄録
チャウチャウ系雑種雄犬 (1歳4ヵ月齢) が腹水と徐脈を主徴として来院した. 高度の心拡大をともなう特発性心房停止を認め, 利尿剤投与と腹水の穿刺除去を継続したが, 11ヵ月の経過で死亡した. 剖検では高度の右房拡張が, 病理組織学的検査では心房の脂肪線維化が認められ, 基礎疾患として特発性右房拡張症が考えられた.
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