澤嶋動物病院
水島動物病院
摂南大学薬物安全科学研究所
1997 年 50 巻 5 号 p. 282-284
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
1週間前からクシャミ, 鼻水がでるとの稟告で来院したペルシャ猫, 雄, 6歳齢で下垂体腺癌がみられた. 第235病日に開口呼吸を示し, X線検査で軟口蓋から硬口蓋にかけて頭蓋底部から口腔側へ突出, 鼻咽頭を狭窄させる陰影を認め, 第287病日に死亡した. 剖検では, 脳底部実質から頭蓋底部を貫通して軟口蓋に達する腫瘍を認めた. 組織学的に, 多角形, 好酸性の腫瘍性腺上皮細胞が脳実質底部へ浸潤していた.
綜合獸醫學雑誌
日本獸醫協會雑誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら