抄録
猫の歯肉口内炎38例中5例は歯垢・歯石を除去し (I群), 11例は抗生物質を投与し (II群), 5例はステロイド剤を投与し (III群), 5例は抗生物質・ステロイド剤を併用投与し (IV群), 7例は抗生物質・ステロイド剤・ラクトフェリンを投与し (V群), 5例は全顎抜歯後, 抗生物質を投与して (VI群), 治療前後の食欲, 流涎および歯肉口内炎の程度を比較した. 治療後の歯肉口内炎スコアは, 全顎抜歯のVI群ではII群およびIV群に比べて有意に小さく (p<0.05), I群, III群およびV群に比べても小さい傾向がみられた.