湯木どうぶつ病院
東京農工大学農学部
2008 年 61 巻 7 号 p. 553-556
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17カ月齢, 雄のウェルシュ・コーギー・ペンブロークが血尿を主訴に来院した. 膀胱の超音波検査により, 膀胱壁の顕著な肥厚と, 粘膜面の凹凸不整が認められた. 対症療法として抗生物質, 止血剤等を投与したが, 明らかな改善は認められなかった. そこで膀胱壁の一部を全層性に採取して病理組織学的検索を実施したところ, 胎児型横紋筋肉腫と診断された. 本例は初診から約2カ月という短い経過で死の転帰をとった.
綜合獸醫學雑誌
日本獸醫協會雑誌
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