Journal of Veterinary Medical Science
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臨床病理学:豚インターロイキン2の大腸菌発現(短報)
岩田 祐之山本 真理長谷川 温彦倉田 健井上 武
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2000 年 62 巻 10 号 p. 1101-1104

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抄録

豚のインターロイキン2(IL−2)をグルタチオンSトランスフェラーゼとの融合蛋白として大腸菌で発現させた.大部分の融合蛋白は不溶性であったため,尿素を用いたrefoldingにより可溶化した.組換えIL−2はグルタチオンセファロース4Bと第Xa因子消化により精製し,マウス抗血清を作製した.抗血清はimmunoblot分析で昆虫細胞で発現させたIL−2と反応し,また精製IL−2は高い生物活性を示した.

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