抄録
実験小動物を用いて牛白血病ウイルス(BLV)の実験感染を試みた. ウサギとモルモットにBLVに対する抗体が出現した. BLV感染牛リンパ球を接種したウサギでは, BLVに対する高い抗体価が長期間持続することが観察された. 幼若ウサギは成熟ウサギに比べ抗体産生が低かった. シンシチウムアッセイでは, これら動物のリンパ球からBLVが検出できなかったが, BLV抗体陽性ウサギの白血球や血液を接種しためん羊やウサギには, BLVに対する抗体が出現した. これらの結果から, ウサギは牛やめん羊ほど感受性は高くないがBLVが感染すると判断でき, BLVによる牛白血病のモデルとして使用可能と思われる.