1993 年 55 巻 5 号 p. 853-854
紫外線(UV)照射ラット肝細胞(HCs)をマウスの背側皮下に移植した4日後に, UV非照射(non-UV)HCsを足蹠に接種し, それにより惹起された遅延型過敏(DTH)反応をnon-UV-HCsを移植した群と比較した. その結果, 600J/m2-UV-HCs移植群のDTH反応が, non-UV移植群のそれよりも有意に抑制された. また, non-UV-HCsを移植後, UV-HCsで惹起した群のDTH反応は, 惹起をnon-UV-HCsで行った群と同様であった.