Journal of Veterinary Medical Science
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馬の心拍出重測定法としての色素希釈法, パルスドップラー心エコー法および熱希釈法の比較
水野 豊香間 弘子原 秀昭藤永 徹萩尾 光美
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1994 年 56 巻 1 号 p. 1-5

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抄録

色素希釈法, 熱希釈法, およびパルスドップラー心エコー法, の3法を用いて, 馬の麻酔前ならびに全身麻酔下での心拍出量を測定し, 比較検討した. 熱希釈法は他の2法と比べて全般的に若干高い測定値を示したが, 3法の麻酔下における測定値はいずれも同様の推移を示した. 色素希釈法と熱希釈法(r=0.87), 色素希釈法とパルスドップラー心エコー法(r=0.89)そして, 熱希釈法とパルスドップラー心エコー法との間(r=0.88)にそれぞれ有意な相関が見られた(P<0.01). 以上の結果から, 今回実施した熱希釈法およびパルスドップラー心エコー法は色素希釈法と同様に馬の心拍出量を評価する方法として応用可能な測定方法であることが明らかになった. さらに, パルスドップラー心エコー法は無侵襲でかつ継続的に測定可能な点で勝れた方法と考えられた.

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