Journal of Veterinary Medical Science
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HMGを用いた家兎の過排卵誘起
金山 喜一成相 孝一山海 直遠藤 克
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1995 年 57 巻 3 号 p. 543-544

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抄録

実験動物の過排卵誘起は研究用卵子の採取等における重要な技術である. HMGを用いた家兎の過排卵誘起はまだ十分には検討されていない. 本研究ではHMGの投与量と排卵反応・受精成績とを検討した結果, 24時間間隔で3回, 30iuのHMGを皮下注射する試験区で最も良好な成績を得た. これは, 家兎の過排卵誘起に従来から広く用いられているFSHを6回投与する方法で得られる排卵数, 受精卵子数よりもはるかに良好な成績であった.

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© 社団法人 日本獣医学会
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