水資源・環境研究
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郡上八幡の水循環
平井 拓也
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2004 年 17 巻 p. 77-82

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抄録

古来、日本は永きにわたって井戸や地下水に依存してきた。しかし、高度成長期に入ると、水需要の増勢に拍車がかかり、良好な質及び量を誇った近場の水源に限界が見え、現在ではほとんどの都市が遠隔地の水源に依存している。
こうした中で、岐阜県の郡上市八幡町では、今もなお、地域住民の労苦によって良好な水環境が維持されており、貴重な生活用水として役立てられている。
水道が100%普及しているにもかかわらず、水路を利用し、井戸や湧水をフル活用することによって、余計なエネルギーのロスを防ぎ、クローズド・システムの導入によって、これ以上の活用は無理、というところまでの循環利用がなされている。
折しも、2004年の水資源・環境学会の夏季研究大会においてこの地を訪れる機会を得、現地における伝統的水利用の体験をもとに、現在の都市の水システム及び水道の存在についての考察を行った。

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© 水資源・環境学会
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