水資源・環境研究
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琵琶湖集水域の積雪変動
伏見 碩二
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1987 年 1987 巻 1 号 p. 64-74

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抄録

琵琶湖集水域の積雪水量は,1970年代中頃から減少傾向に転じ,積雪水量の変動係数は日本海側の各地にくらべて著しく大きいことを明らかにし,琵琶湖集水域の気象・地形条件による雪のふり方が時間的・空間的な積雪水量変動をひきおこしていることを考察した。
積雪水量が減少していること,その変動係数が大きいこと,および急速に変化する社会的・自然的環境を考えると,琵琶湖集水域は日本のなかでもとくに水資源利用に関する社会的対応のむずかしい地域であり,水資源の変動期にあっては,降雪・降雨の時間的・空間的な変動特性を明らかにしたうえで,水資源の有効利用をはかる必要がある。

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