木材保存
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研究論文
塗装木材に関する屋外暴露試験と促進耐候性試験の相関(II)
L *a *b * 値と光沢度の変化-
石川 敦子片岡 厚川元 スミレ松永 正弘小林 正彦木口 実
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2014 年 40 巻 5 号 p. 216-224

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抄録

木材保護塗料(水性7種類, 油性2種類)で塗装されたスギ心材を試料として, キセノンランプ法(JIS K5600-7-7)と紫外線蛍光ランプ法(EN 927-6)による促進耐候性試験を実施し, 屋外暴露試験(つくば市, 南面45度傾斜)に対する相関性を評価した。前報においては, 主に屋外暴露試験2年間に相当する各促進耐候性試験の期間を明らかにした。しかし,屋外暴露試験における試験体の色調に関する変化の詳細や, 促進耐候性試験によるそれらの再現性が未解明となっていた。そこで本報告では, 各試験における色調のパラメータ(L *, a *, b *)と光沢度(Gs(60°))の変化を比較・検討することとした。その結果, 屋外暴露試験によるa *, b * および光沢度の変化傾向については, キセノンランプ法よりも紫外線蛍光ランプ法の方が比較的類似性が高いことが明らかになった。また, 屋外暴露試験と促進耐候性試験における性能順位の相関は, ΔL * については低いが, Δa * については高く, Δb * についてはキセノンランプ法よりも紫外線蛍光ランプ法の方が顕著に高いこと等が明らかになった。

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© 2014 公益社団法人 日本木材保存協会
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