58 巻 (2012) 3 号 p. 153-162
特徴の異なる6つの製材所が製造する京都府産認証木材製品を対象に,人工乾燥・仕上げ加工プロセスを経ない「製材」と,人工乾燥・仕上げ加工プロセスを経る「人工乾燥製材」のカーボンフットプリント(CFP)を算出した。さらに,これらの京都府産認証木材製品のCFPの平均値を製材所ごとに算出した。算出結果をもとに各製材所の特徴がCFPに与える影響を検証し,CFP削減のための課題を明らかにした。この結果,京都府産認証木材製品のCFP(平均値)には「人工乾燥製材の比率」,「人工乾燥プロセスの熱源」,「丸太の調達および製品の販売時の輸送プロセス」の要因がそれぞれ一定の割合で影響を及ぼしており,CFP削減のために行うべき対策は各製材所の規模や形態によって異なることがわかった。