紫外線波長の短パルスレーザによる微細加工を木材への穴開け加工に応用した。木材への加工においては,加工効率,加工形態に及ぼす波長依存性が顕著であり,UV波長(355 nm)のレーザの優位性を見出した。これによって得られる極めてアスペクト比の高い穿孔を,レーザマイクロインサイジングとして応用することで,表面への機能付与や液体の浸透性の向上など,様々な検討を行ってきた。本報では初めに,木材のレーザ加工について,過去の経緯とその研究例を整理し,それらとの装置面での相違と,その違いが加工形態に及ぼす影響を解説した後に,レーザマイクロインサイジングの応用例を紹介しその可能性を展望する。