マグネシウム合金のミグ・ティグ溶接時に発生するブルーライトの検討

抄録

アーク溶接によって発生する紫外放射は角結膜炎や紅斑などの急性障害を引き起すことがよく知られている．しかし，可視放射もまた危険である．可視放射の内，波長約400～500 nmの成分はブルーライトと呼ばれ，その光学的な作用によって網膜傷害を引き起す．本研究では近年行われ始めたマグネシウム合金のミグおよびティグ溶接時に発生するブルーライトについて溶接方法，シールドガス等の影響を定量的に評価・検討した．