抄録
水道水中のヒドラジンを簡便かつ正確に測定できる検査法として、濃縮操作を行わない、ベンズアルデヒド誘導体化-液体クロマトグラフィータンデム質量分析による検査法の検討を行った。ベンズアルデヒド誘導体化条件の検討では、誘導体化生成物であるベンザルアジンを用いて、誘導体化反応の収率を含めた評価を行った結果、水道水中のヒドラジン0.0005mg/Lを、精度良く測定できる検査法を確立することができた。また、ヒドラジンの保存処理方法についても検討を行った結果、水道水試料の保存処理として、チオ硫酸ナトリウムとリン酸を添加する手法を提案する。