山階鳥類研究所研究報告
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カワセミとヤマセミの造巣場所選択について
西村 昌彦
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1979 年 11 巻 1 号 p. 39-48

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抄録

1.おもに1974-77年の間,京都府下の3地域においてカワセミとヤマセミの造巣場所を調査した。
2.両種の巣場所と考えられる崖をおもに道路ぞいに捜し,発見したすべての崖および巣穴の測定•記載を行った。
3.ヤマセミは川から1000m以上離れた崖もよく利用するが,カワセミの巣穴は大部分が500m以内に限られる。またヤマセミは高くかつ崖内の造巣層に障害物が少ない崖に造巣するが,カワセミはとくに選択の傾向を示さない。
4.カワセミが営巣に不利と思われる崖にも造巣することについて,おもに行動圏の大きさの面から,ヤマセミと比較しながら説明を試みた。

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