山階鳥類研究所研究報告
Online ISSN : 1883-3659
Print ISSN : 0044-0183
ISSN-L : 0044-0183
鳥の内分泌器官の組織生理学に対する個体群ストレスの影響
Asok GhoshJoysree Banerjee
著者情報
ジャーナル フリー

1983 年 15 巻 2 号 p. 156-166

詳細
抄録

この短い考察の目的は,鳥における個体数の過剰によるストレスに対する内分泌器官と行動面の反応に関する我々の知識の現状をのべるものである。
この社会的ストレスの主な結果は,部分的な生殖器機能の低下及び他の生理的障害に反映するものである。エピネフリンはストレスの状態に拮抗する重要な役割りを演ずる主要なホルモンの一つである。
本研究はまた社会的ストレスの状態の引きがねとなる環境の諸要因について報じている。
最後にストレス反応の行動を予知できるとして考えられる行動様式についても論じた。

著者関連情報
© 財団法人 山階鳥類研究所
前の記事 次の記事
feedback
Top