1976 年 8 巻 1 号 p. 38-52_2
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昭和50年4月下旬に,北海道の石狩平野西北部でマガン約4,000羽の群とそれにまじる2羽のシジュウカラガンを発見し,この雁群は秋田県八郎潟から飛来したものであることを証明した。これによって宮城県伊豆沼で越冬する雁の群は,春の渡去の途中で第1中継地として秋田県八郎潟の水田に,第2中継地として北海道石狩平野の水田に下りて採餌及休息をすることが明らかにされた。この事実は在来の文献に記載がなく,又日本の雁の保護を考える上に資料として役立つと思われるので,ここに報告する。
山階鳥類学雑誌
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