山階鳥類学雑誌
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人工巣によるオオタカ営巣地誘導の試み
山家 英視阿部 功之大町 芳男小笠原 〓
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2003 年 35 巻 1 号 p. 1-11

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抄録

秋田県北部海岸防風林において,オオタカ(Accipiter gentilis)の営巣地を人工巣により誘導する試験を2000年と2001年に行った。同じ一つのペアの営巣地周辺に,1年目に3個,2年目に4個の巣を設置した結果,2年とも誘導に成功した。誘導距離は1年目に170m,2年目に200mで,元の巣と2年目の巣の距離は約350mあった。人工巣は,立木密度の低いクロマツ(Pinus thunbergii)植林地内のクロマツに,巣台設置後に巣材を積み込み,直径約80~90cm,厚さ約40cmの大きさに造ったものだった。

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