情報・システム研究機構 統計数理研究所
2008 年 46 巻 11 号 p. 759-765
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マイクロアレーを用いたゲノムワイド研究においては,数千もの遺伝子の発現量が同時に測定されるが,これと表現型との関連を統計的に評価する際には,特別の注意が必要である.統計解析のやり方によっては,まったく再現性のない結果が得られるからである.近年,がんのマイクロアレー臨床研究において,統計解析の基本的な欠陥があったことが報告された.本稿では,これについて紹介し,pitfallsに陥らないための対策について述べる.
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