日本大学生物資源科学部
2008 年 46 巻 6 号 p. 405-411
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迫りくる地球温暖化に対して,植生や土壌への炭素吸収量(自然吸収量)の正確な把握は最重要課題の一つである.現在,我が国でも植生と土壌の炭素蓄積量に関する細密データの作成が行なわれている.しかし,生物や土壌に固定化された炭素は未来永劫安定なものではない.土地環境の変化によって炭素は形態を変えて移動するので,生態系の炭素蓄積量は時々刻々変化する.この経時的変化を伴った自然吸収量の予測が今後必要となる.
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