化学と生物
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解説
電位依存性Na+ チャネルとフグ毒テトロドトキシン
山下 まり
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2009 年 47 巻 8 号 p. 538-544

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抄録

フグ毒テトロドトキシンは,電位依存性 Na+ チャネルの強力で特異的な阻害剤である.そのため,かつてはNa+ チャネルの単離に使用され,現在も Na+ チャネルに関わる研究に汎用されている.また近年,テトロドトキシンなど Na+ チャネルに作用する毒を含有する生物自身の Na+ チャネルが毒耐性型の変異を有する例が多く見つかり,進化との関わりが注目されている.ここでは,フグ毒テトロドトキシンがこれまで果たしてきた Na+ チャネル研究に関わる役割,テトロドトキシンと Na+ チャネル結合モデル,および Na+ チャネルに作用する毒を含有する生物の毒耐性型 Na+ チャネルについて解説する.

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© 2009 by Japan Society for Bioscience, Biotechnology, and Agrochemistry
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