(独)理化学研究所免疫・アレルギー科学総合研究センター
2011 年 49 巻 2 号 p. 94-99
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ワクチンという言葉は普通,感染症の予防用に免疫賦活を目的に投与される弱毒化や不活化されたウイルスなどに用いられる.一方,アレルギー疾患に用いられるワクチンは,様々なアレルゲンに対する過剰な免疫応答を抑制し,最終的には免疫寛容を誘導することを目的とする.アレルギー疾患の現行の治療は症状を抑える対症療法が主体で,根本治療は唯一減感作療法のみであることから,アレルギーワクチンの研究開発に対する期待は大きい.
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