京都大学大学院生命科学研究科
2011 年 49 巻 5 号 p. 328-334
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
「冬虫夏草」由来の免疫抑制物質ISP-1をリード化合物として合成されたFTY720は,昨年米国やロシアで自己免疫疾患の一種である多発性硬化症の治療薬「Gilenya」として承認された.ISP-1やFTY720の免疫抑制作用にはスフィンゴ脂質が深く関与していることが知られている.ここでは,ISP-1やFTY720の作用機構について,スフィンゴ脂質の関与を中心に解説する.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら