化学と生物
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解説
アーキアにおける遺伝暗号解読機構
アグマチジンの生合成とAUAコドンの解読
鈴木 勉
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2012 年 50 巻 1 号 p. 36-43

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抄録

遺伝暗号の中で最も解読が難しいとされるAUAコドンをアーキアはどのように解読しているのか? 最近,アーキア由来tRNAIleのアンチコドンからアグマチジン (agm2C) と名付けられた新規の修飾塩基が発見され,AUAコドンの解読機構が明らかとなった.アグマチジンの生合成機構の詳細な解析と,修飾酵素とtRNAの複合体の結晶構造解析から,これまでに例のないまったく新しい酵素触媒反応によってアグマチジンが形成されるしくみが明らかとなった.また,アグマチジンの生物学的意義についても触れる.

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© 2012 by Japan Society for Bioscience, Biotechnology, and Agrochemistry
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