化学と生物
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解説
出芽酵母発現システムを利用した天然物の生物合成
恒松 雄太守屋 央朗渡辺 賢二
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2012 年 50 巻 3 号 p. 163-174

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抄録

近年,天然物の生合成遺伝子の情報をもとに,有用天然物を獲得する取り組みが行なわれるようになってきた.中でも植物および真菌といった真核生物から単離された生物活性物質の生物合成に関する報告がなされてきた.ここでは,特に真核生物由来の天然物生合成遺伝子を出芽酵母の異種発現系を用いて発現させ,有用物質の生産に挑戦する取り組みについて解説する.

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© 2012 by Japan Society for Bioscience, Biotechnology, and Agrochemistry
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