化学と生物
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農芸化学@High School
原木栽培干し椎茸中のビタミンD2によるCa吸収率に関する研究
河合 香帆三浦 功太
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2016 年 54 巻 2 号 p. 141-143

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抄録

本研究は,日本農芸化学会2015年度(平成27年度)大会(開催地:岡山大学)「ジュニア農芸化学会2015」で発表されたものである.発表者は,地元特産の原木栽培干し椎茸によるCa吸収促進に着目した.干し椎茸の成分分析によりビタミンD2含量が高いことを確認するとともに,それをマウスに与えて骨形成実験を行った.その結果,ジャコとともに干し椎茸を与えたマウスで骨形成促進効果が見いだされた.原木栽培干し椎茸とさまざまな食材とを組み合わせて食べることにより骨形成に効果があるという,栄養学,食育の観点からたいへん興味深い研究であった.

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© 2016 by Japan Society for Bioscience, Biotechnology, and Agrochemistry
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