開智国際大学紀要
Online ISSN : 2433-4618
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国語科教育法 -実践的指導力の育成に向けて-
服部 一枝
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2016 年 15 巻 p. 75-93

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抄録

初等・中等教員の使命は、子どもたちが、生涯にわたって自分の能力と可能性を最大限に高め、さまざまな人たちと協調・協働しながら、自己実現と社会貢献を図ることができるように、子どもたちが、自ら課題を発見し、それを解決できるよう導くことであろう。このように、子どもを発達段階に即した方法で指導できる、実践的指導力を有する教員こそ今求められている人材である。 しかし、実践的指導力は、教員志望の学生が、将来教育現場でキャリアを重ねるに伴って自然と身につけられるほど容易なものではない。その基礎は大学の4年間で育成されるべきであろう。本学では、教職に関する科目と教科に関する科目の配当年次を、4年間を5つの期に分けて構成することで、「実践的指導力」が身につくように工夫している。そこで本稿では、5期に分けた教育課程編成のねらいと内容を検討することにより、特に筆者が担当する「国語科教育法」において、実践的指導力を身につけるために導入している模擬授業の重要性について考察していく。さらに、この度初等・中等教育においても導入が提案された、子どもが課題に対して主体的に学ぶ「アクティブ・ラーニング」の取組みについても言及する。

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