土木学会論文集B2(海岸工学)
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論文
上部斜面堤ケーソンの規則波下における動揺特性に関する研究
中村 友昭山本 勘太水谷 法美小竹 康夫
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2015 年 71 巻 2 号 p. I_1039-I_1044

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抄録

 据付時の上部斜面堤ケーソンを対象に,規則波作用時のケーソンの動揺と索張力の特性を水理実験と現地スケールの数値解析により考究した.その結果,ケーソンの幅と入射波波長の比である相対堤体幅の減少とともにケーソンの変位が大きくなる傾向を確認した.また,緊張係留には未係留時と比較してケーソンの回転角を低減できる効果があるものの,相対堤体幅の条件によってはケーソンの水平変位や鉛直変位が大きくなる場合があることを示した.さらに,ケーソンの鉛直変位が小さい場合には水平変位や回転角に応じて張力が作用する一方で,ケーソンの鉛直変位が大きい場合には張力は鉛直変位の影響を受けて増減することが判明し,対象とする係留索等の状況を適切にモデル化し,ケーソンの鉛直変位を正確に評価することの重要性が示唆された.

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© 2015 公益社団法人 土木学会
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