土木学会論文集B2(海岸工学)
Online ISSN : 1883-8944
Print ISSN : 1884-2399
ISSN-L : 1883-8944
論文
還元有機泥が堆積した海域の底質改善に用いられる石炭灰造粒物の生物親和性評価
中本 健二樋野 和俊及川 隆仁日比野 忠史
著者情報
ジャーナル フリー

2015 年 71 巻 2 号 p. I_1459-I_1464

詳細
抄録

 広島湾沿岸域では,還元有機泥が底質に堆積し生物生息環境の悪化を招いている干潟,浅場がある.この底質改善に石炭灰(FA)を造粒・固化した海砂代替材(石炭灰造粒物)が覆砂材として活用され底質改善効果が確認されているが,その材料特性による生物親和性(微生物および珪藻類の選好的付着性状,二枚貝等底生生物の選好性状)については十分に明らかにされていない.本研究は,石炭灰造粒物を還元有機泥が堆積した海域底質の覆砂材として活用する場合の生物親和性について,室内および現場実験により明らかにすることを目的とした.石炭灰造粒物と対照基質(在来底質,自然石,砂およびセメント固化体)の物理化学特性,溶存態イオン溶出特性,微生物の付着,珪藻類の付着および二枚貝の行動選好性に関する実験,調査により生物親和性を評価した.

著者関連情報
© 2015 公益社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top