土木学会論文集B2(海岸工学)
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論文
流起式防波堤のベルト張力推定に関する高精度粒子法の適用性
後藤 仁志五十里 洋行殿最 浩司伊藤 忠男菅原 康之
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2016 年 72 巻 2 号 p. I_1093-I_1098

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抄録

 流起式防波堤においては,防波堤扉体の運動の制御を担うベルトの引張強度に十分に注意して設計しなければならない.万一,津波来襲時にベルトの限界強度を超えた引張力が作用してベルトが切断されると,扉体はその起立姿勢を維持できず津波防護機能が著しく損なわれ,最悪の場合,扉体が漂流物となって海岸構造物に衝突し得る.したがって,津波来襲時のベルト張力の予測は非常に重要な課題である.本研究では,粒子法を用いた流起式防波堤のシミュレーションモデルのベルト張力推定に関する適用性について,水理実験結果との比較を通じて検討を行った.二種類の高精度粒子法の勾配モデル(CMPS法およびGC法)を適用して計算結果を比較したところ,GC法を適用した場合に明確な優位性が確認された.

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© 2016 公益社団法人 土木学会
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