土木学会論文集B2(海岸工学)
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論文
地中レーダ(GPR)を用いて把握した津波後の堆積構造の検証
高村 まや高橋 一徳Christian N. KOYAMA有働 恵子佐藤 源之
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2016 年 72 巻 2 号 p. I_37-I_42

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抄録

 津波後の砂浜の回復過程を数ヶ月~数年スケールで3次元的に把握する手法として,地中レーダ(GPR)探査および衛星画像・空中写真,潮位データを用いた手法が提案されている.GPR探査結果の深度は,地中の体積含水率を推定し,それをもとに算出されることが多い.本研究ではCMP法を用いて地中の電磁波伝搬速度を推定し,TDR法を用いた結果と比較したところ,砂層および礫を含む砂層で構成される土壌において,走時100 nsのとき最大で0.7 m程度過大評価であることが明らかとなった.また,GPR探査結果と堆積物の物理的性質の関係を明らかにするため,山元海岸において,GPR探査測線上におけるボーリングコアの土質分析を行ったところ,GPR探査結果は比誘電率の変化を捉えており,比誘電率と対応する体積含水率は,土粒子密度と線形関係にあることが明らかとなった.

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© 2016 公益社団法人 土木学会
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